●朝からオホーツクブルーの空が広がった日、流氷が戻ってきた事を新聞とネットで確かめてから車で出かけました。向かったのは9月以来の常呂町。北見市からは40キロくらいかな。
●流氷は来ていました。でも、打ち上げられた流氷と沖からやってくる流氷の間には真っ青な海が見えます。白とブルーの微妙なグラデーションはなぜこんなに美しいのでしょう? ●日が照っているとはいえ、やはり海の風は冷たく、手がかじかんできます。漁港の上のスポットから3枚ほど撮ったところでなんと電池切れ・・・。コンビニなんて近くにあったかな・・・とそのとき思い出したのが時計屋さんをしていると言っていたタケちゃん。 ●町に戻ってそれらしきお店に入ってみると・・・いました!!「流氷を近くで撮りたい」というと、歩いて浜に案内してくれました。砂浜に打ち上げられた大きな流氷がゴロンゴロンとあって、白い地面がずーっと続いています。大きな流氷の一つに乗ってみました。 ●「今、私がいるところは陸?海?」タケちゃんはそれには答えず「子供の頃はよく流氷から海に落ちたもんだ・・・」って・・・ ●下を見ると、ほんと・・・ペパーミントグリーンのゼリー状になった海が見えます。どうして海がこんな色なのかわかりませんが、本当に吸いよせられそうな色です。 ●夢中でシャッターを押しているそばで、「冬になると海は音がしないんだ・・・」とタケちゃんが言いました。 ●海のそばで暮らしている人にとって、波の音は日常の音。でも、流氷が来ると波がないので音がしないのです。今まで何度も流氷を見ていたのに、私は音のない海に気がつきませんでした。 ●今年は、目と耳と肌で感じた流氷でした。「流氷が離れる頃もきれいだから、その頃にまたおいで」・・・て、ありがとう、タケちゃん。 |
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